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熱はLED素子にとってダメージを及ぼす一番の敵と言っても過言ではありません。LED照明を製造しているメーカーはこの熱対策に最も神経を尖らせます。熱を如何に抑えるかは、LEDのパフォーマンス、寿命、安全性、故障率などの問題に直結し、熱対策こそが商品のクオリティーを左右する大きな要因となります。
一般のLED照明の本体には自己放熱性の高いアルミ製のヒートシンクが使用されています。プレート状のアルミをいくつも並べることで放熱性を高め、照明本体に蓄積する熱を放出することによりLED素子を熱から守り、その寿命と本来のパフォーマンスを維持しているのです。
アルミは金属の中でも単価が高額であるため、安価な海外製LEDにはスチール(鉄)が使用されています。スチールはアルミに比べ放熱性が悪いため、この様なLEDには必ずと言っていいほど小型ファンを内蔵させて本体に籠もる熱を強制的に放出させています。しかし、安価な照明器具には耐久性の弱いファンが装備されていることが多く、ファンがすぐに壊れてしまうというケースが後を立ちません。ファンが壊れてしまえば、本体に籠もった熱は放出されず、LED素子は熱によってダメージを受けます。LED素子に必要以上の熱が伝わると本来の照度を放出することが出来ないばかりか、寿命を著しく短くしてしまうので注意が必要です。
ヒートシンク
スチール(鉄)はアルミに比べ3倍ほど重いので、吊るして使用するには安全性の面で最適とは言えません。また、本体に装備されたファンは常にノイズを発生させますので、それを嫌うユーザーも多いのは事実です。栽培用LED照明を購入する際は、本体の素材や構造をしっかりと調べ、放熱構造がどのような仕組みか?ファンが故障したらどうするか?などを徹底的に調べてから購入することをおすすめします。
アルミタイプのLED照明でも熱に関する注意点があります。大半のLED照明は箱型になっており、その中に電源とLED素子が組み込まれています。消費ワットにもよりますが100Wを超えていきますと、手では触れないほどの発熱をします。また点灯したLED素子からも若干の熱が発生します。この熱は本体の中に常時こもっており、同時にアルミのヒートシンク部分に熱が伝わり外に放熱される仕組みです。
ただし、照明を使用している場所が高温であれば、当然放熱度合いも下がります。その様な場合は、更に内部に熱がこもりますので、それによるLED素子への悪影響が懸念されてしまいます。LED素子は寿命に近づくにつれ次第に発光量も減って来ますので、熱対策を如何に上手に行うかがLED素子を長持ちさせる秘訣と言えるのです。
放熱性のよいアルミを使用していれば熱問題が解決されるわけではありませんので、アルミタイプの照明を選ぶ際も、どの様な構造になっているか?ヒートシンクの放熱性は如何ほどか?LED素子への配慮がどれほど考えられているか?など、細かくチェックして商品を選ぶ必要があります。
ミラクルパンチーの熱対策は、特許取得済み技術によって高いパフォーマンスを実現しております。この構造は実に独創的なアイデアを基に実現されており、いま世界中の植物栽培用LED市場で注目を集めています!
ミラクルパンチーのヒートシンクはいくつものアルミプレートをサークル状に並べ、更にそれを吹き抜けにすることで劇的に放熱効率を向上させています。熱い空気は自然と上に昇りますので、この吹き抜け部分には常に上昇気流が発生しており、ファンを設置するのと同様の効果が期待できます。
ミラクルパンチーの電源が中心部の筒部分に内蔵されているのも熱対策に大きく貢献する特徴となっています。一番発熱の多い電源をLED素子と同じ空間に置かないことは非常に重要であり、これによりLED素子の劣化と寿命短縮を最大限に防ぐことができるのです。
既述の通り、熱対策がもたらすメリットは発光パフォーマンスの向上と、LED素子の寿命維持です。ミラクルパンチーには、照明メーカーとして世界最大手のフィリップス社のLED素子が使われているため、それ自体が確かな品質を保証していますが、この熱対策もクオリティー向上に大きな役割を果たしています。LED素子は経年劣化していきますが、ミラクルパンチーの劣化度は5年が経過しても95%が維持されるように設計されています。
現在、さまざまなLED照明が販売されており、品質は製造するメーカーや価格などにより大きな違いがあります。無論、安価でクオリティーの低いLED照明は経年劣化のスピードが早くなります。毎日照明を使用していると、現時点の光に慣れてくるため、人の目で劣化度合いを判断することは困難ですが、照度計などで計測すると劣化度合いがはっきりと確認できます。植物の栽培速度はこの劣化度に確実に比例して遅くなってきますので、長期的に使用することが想定される植物栽培用LEDにおいては熱対策がもたらすメリットが非常に大きくなるのです。