省エネ仕様
ミラクルパンチーの最大の特徴は、その省エネ性にあります。これは単純に照度を落として消費電力を減少させているわけではなく、165Wという比較的少ない消費電力で驚くほど強い光を放出できることにあります。LED素子は世界最大の照明メーカーであるフィリップス社の高品質チップを採用。それに加え、米国で行われたライティングフェア2017のLED部門で準優勝を勝ち取った技術を組み合わせることで、市場に出回るどのLED照明でも到達できないパフォーマンスを実現しています。
対消費ワットでこれほど強い光を出せるLEDは、世界を見渡しても類を見ません。また、植物育成に適した波長を演出することで、植物栽培においては最高の結果を導き出してくれる照明です。
省エネ仕様がもたらすメリット!
日本の電気事情を考えた場合、ミラクルパンチーの省エネ性がもたらすメリットは数多く存在します。まず、日本の電気料金は諸外国と比較しても高額であるため、農業において人工光を使用する文化が根付いておりません。オランダなどの施設園芸では、高圧ナトリウムランプ(HPS)やメタルハライドランプ(MH)、LEDなどを補光として利用し収穫量を向上させていますが、日本の施設園芸では費用対効果が低いため非現実的とされてきました。それは家庭菜園においても同様のことが言えます。
電力消費がわずか165Wのミラクルパンチーであれば、その問題も解決できることでしょう。当然のごとく照明自体にかかる電気料金はワット数に比例して減少しますが、それに加え空調(冷房)にかかる電気代も飛躍的に抑えることが可能です。近年、世界的にブームになっている植物工場(屋内型水耕栽培施設)では、密閉空間で多くの人工光を使用することから、夏季のみならず、冬季でもエアコン(冷房)を稼働させるというのが常識です。断熱性の良い建屋内では照明の発する熱で温度が上昇してしまい、栽培に適した温度を保つことが困難とされているのです。
従来の高圧ナトリウムランプ(HPS)、メタルハライドランプ(MH)、セラミックメタルハライド(CMH)などは、1台あたりの電力消費が300~1000Wと高く、屋内で使用すると季節にかかわりなく部屋の温度は瞬く間に上昇してしまい、それを冷やすためのエネルギーコストはとても高額です。照明自体が消費する電力と、空調設備にかかる電力でダブルパンチ状態と言えるのです。
ミラクルパンチーの電力消費がわずか165Wであることで電気代を抑えることができますし、本体から放出される熱も比例して少なくなることで、空調にかかる費用も必然的に抑えることが可能になります。また、植物工場では空調が思うように効かず、栽培自体に影響が出てしまうこともしばし起こります。熱の放出を抑えることで温度管理が行いやすくなり、より良い栽培環境を作り出すことができ、それが作物の収穫量および品質向上にもつながることでしょう。さらに空調機のサイズを落とすことができ、それに伴うコストダウンを見込める場合もあります。